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トップページ樹木医実績(4)アカエゾマツ
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診断・治療 実績例(4)エゾアカマツ
平成23年6月に下川町役場より町指定の名木アカエゾマツの調査依頼。

町の担当者のお話では、ここ2〜3年パトロールのたび樹木が段々弱り瀕死の状態。
また、上部の方から枯れてきてどう対応したら良いかわからず、樹木医に診断依頼となった。
現地調査は、平成23年7月4日雨天のなか町担当者と町有林の奥深く入って行った。

被害木:下川町指定名木 アカエゾマツ
林道の整備、間伐等の施業が行われて森林整備は進められている。(撮影2011.7.4)
樹木全体、樹皮を見た瞬間、ヤツバキクイムシの穿孔が原因により、水が上がらず枯死に至ったと判断した。

北海道を代表する樹種であり、人が生活する何世代も前よりこの地で根を張り森の番人として生きていた木が、また1本枯れてなくなるのは残念であるが、この事例を基に、第2、第3のアカエゾを出さないよう原因を究明し、次の機会に対処していくのが樹木医としての役割でないかと教えられた1本である。